図形と方程式(Ⅱ)
いわゆる「座標幾何」とか「解析幾何」と呼ばれる分野で,共通テストでは難しい部類に入る単元です。簡単に言えば,まず今までの初等幾何では,補助線を思いつかなければなかなか解けないなど,ある意味ヒラメキが必要だったりして,難解なことも多いのです。そこで,そういう職人芸みたいなことではなくて,ある程度誰でもできる幾何,を目指して,「なるべく計算で解いてしまおう」というのが,座標を入れた意味だと思います。ここでは図形を表す方程式とは,という意味の理解。そしていろんな公式が出てきますから,それを例題を通して使いこなし方を練習しましょう。ただし,計算量は多いですから,それに負けないことです。なお,ここの後半には「軌跡」という,数ⅡBの「西の横綱」級の難所が構えていますから,要注意ですよ。
ではまた次回。
Nasuno Kumao