数と式(Ⅰ)

 数Ⅰの最初の章ですが,ここでは,基本的な式変形の展開・因数分解や,実数,論理,1次不等式を扱います。特に重要なのは「因数分解」でしょう。なぜかと言うと,因数分解によって2次以上の高次方程式や不等式を解くことができるからです。数Ⅰ独特の「強制的式変形」にも慣れましょうね。このあたりはホントに「手を動かして」いかないと,あっと言う間に苦手になってしまいますから,注意して下さい。
 また,論理も非常に重要です。特に「必要条件・十分条件」が難所ですが,ここは言ってみれば「数学の文法」みたいなところで,数学全体の基盤を流れているルールそのものですから,具体例を自分で作ってみるなどして,慣れていくことです。

 さらに,実数における「数の拡張とその定義(例。有理数など)」も繰り返し使う大事な大事なポイントです。他の単元もそうですが,それぞれの細かい注意は,後日「解ける話」の中でしましょう。
 この単元では,式の特徴を見抜く眼力を養ったり,置き換えをできるようになることを心がけましょう。

ではまた次回。

Nasuno Kumao

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