「分かる」話とは

「分かる」話とは…その単元を学ぶ意味,その内容の意義について,およびその単元全体に関わるポイント,です。人間というのは,やはり自分が今やっていることの意味を知りたがる存在ですし,少なくとも高校段階ではこれはある程度伝えてあげないといけないかなと思います。
 なお大学レベルで「分かる話」を講義で実践するのは,かなり難しいかもしれませんが,時々教え上手というか,教えるのがお好きな先生・教授・准教授などの書籍や授業に当たれば,分かりやすくてありがたい講義になるでしょう。

 ただし,専門書というのは,基本的に読みづらいものですから,大学レベルの数学を学ぶ人には,「分かるまで耐えよ」とアドバイスしておきたいですね。時間がとてもかかるんですよ。何でこういう概念があるのか,を納得できるまではね。例えば私の場合,「空間のコンパクト性」の意味が,数年のあいだ,分かりませんでした。数学的には,地球もコンパクトですからね?意味分かんないでしょ?
 だから,まずは自分で具体例を作ったり,質問したり,いろんな本に当たったりして,徐々に理解していって下さい。
 さて,話がずれましたが,以下,しばらく「分かる話」,つまりはその単元の最初の授業で私が生徒に伝えているような内容をお伝えします。これが理解できると,前向きになれるのではないか,と期待しています。

ではまた次回。

Nasuno Kumao

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