第21条 難問対策(1) 知っていることを書き出せ

 以下数回にわたって,上級編として,難問にぶつかった時の基本動作をお伝えしたいと思います。いわば「難問の切り崩し方」ということで,東大京大レベルの対策でもあると言えます。私もほぼ毎週のように使っている動きで,そういう意味では実証済みかと思います。
 まず最初は「手を動かす」の応用で,すぐには解法が思い浮かばないときの対応です。手を止めないで,計算用紙や余白に,解法案のa, b, c, …と書いていく。これは東大レベルでは必須の動きで,どれかの解法案で計算を始めていくと,当初思いついていた案を忘れてしまうからです。次に書き出したいことは,この問題で使えそうな知識,公式,定理,性質などをどんどんと書き出していくことです。この中に,ヒントが浮かんでくることがよくあります。
 手強いな,と思ったら,まずリストアップをしてみましょう。

ではまた次回。

Nasuno Kumao

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