第5条 「~とおく」をマスターせよ
数学と算数の違いは「文字の使用」にあります。従って,問題を解くときに,文字を積極的に登用できることは,受験数学全体をカバーする基本的かつ非常に重要なコツと言っても良いのです。私も問題を解いている時には,ほぼ毎回使っていますね。
実はこれができるだけで,偏差値が10~20上がっても不思議ではないのです。特に中学生で文章題に悩んでいる人は,問題文の最後あたりに「~を求めよ。」と言われたら,オウム返しに「~をxとおく。」という処理を覚えるだけで,だいぶラクになるはずです。私自身が中3の時にそうだったので。
私の教え子の中には,この条文が一番良かった,と言ってくれる生徒もいました。私も,ホントに「~とおく」と書くと,数学は話が始められるんだな,と毎日授業をしていて,心底実感しています。まだやっていない人は,これならすぐ実践できるでしょう。たくさん条文があって大変,と感じる人はまずここからやってみませんか?
第6条への宿題です。試験本番で異常心理に陥らない(頭を白くしない)ためのコツは何でしょうか。
ではまた次回。
Nasuno Kumao