自分の学習法は良い意味で「自分流」を築こう

 数学に限らず,世の中には実に様々な学習法のアドバイスがありますね。英語はその最たるものかとも思います。そういった情報がたくさんある中で,皆さんはどうしたら良いのでしょうか。迷う人もいるとは思います。
 しかし,これは逆に「自分とはどういう人間なのか」,少なくとも「どういうクセがある人間なのか」を考える良い機会だと思って下さい。他人と違っていても構わないと思います。良い学習法っていうのは,極端な話,一人ひとり違うものです。頭にどう入るか,はクセが違いますからね。だから,ホントに「いいとこ取り」で,自分に向いたやり方っていうのを構築していくしかありません。

 ただ,受験数学は「紙の上に答案を書いていく」,「時間が短い」という特性から,こういう点はみんな共通でしょうね,という話を,私はまとめてお伝えし,役に立ててほしいと思っています。繰り返しになりますが,「紙とシャーペンと消しゴム」で作業している以上,「手を動かせ」とか「毎日解け」とかは,おそらくは他の教科や,違う分野での受験でも,そう変わりはしないのではないか,と私は思います。それは会社の昇進とか,何かの国家資格を取るとか,そういう受験ですね。
 私も先日,教員免許の更新講習を受け,その最終テストを受けましたが,これはマークシートなので,特に「3回繰り返せ」を重視した対応を取りました。おかげで上手くいきましたので,やはりこの原則は他分野の受験でもそんなに変わらないのではないかなあ,と思いました。
 
 さて,学習法が人によりますよ,という時に話すネタを一つ。人間には,情報とか学習内容が
 「目から入る人,耳から入る人,手から入る人
の3種類ある,という話を聞いたことがあります。例えば,これがビジネスの場であれば,上司に報告するときの注意点になるわけですね。この上司が「目から入る人」なら,「報告書くれ」と言うはずです。「耳から入る人」なら「要点を話してくれ」と言うはずです。そういう対応がお互いありがたいのではないかと思います。(「手から」の人はどうするのかなあ。上司自身が自分でメモ取るのかな?)
 何かのヒントになれば幸いです。

 ではまた次回。

Nasuno Kumao

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