受験生・浪人生の勉強法 プランニング(2)
繰り返しになりますが,あくまでも私の個人的意見ですから,学校の先生などにもきいてみて下さい。
○夏休みは,残念ながらそれほどの効率は期待できない時期で,長い休みというのは意外と使いづらいことを知っておくこと。私の意見としては,
「40日あるなら,20日分の分量で用意すること」→早く終わったらその分進めておけば良い。
「毎日必ずこれだけはやることを1つ決めておいて,絶対にそれはやり抜くこと。ある種の達成感を味わうことが,夏休み後につながる。」
今はどうか知らないが,某予備校では「夏は1週間遊べ!」と勧めていたらしい。まあ極論ではあろうが,人によっては効果があるかもしれない。ただ,あくまでも自己責任です。聞いた話では,例えば医学部受験の女子で,ヒョロヒョロして青白い顔をしてた子が,山に登ったりしてすっかり日焼けして元気になって乗り切れた,とか書いてありましたかね。まあ,文字疲れというか,少し離れると何かの効果はある場合もあるのかもしれません。逃げてはいけませんがね。
なお,よく入試の基礎を固めよ,と言われますが,これはざっくり言うと,どの教科であっても
「なぜそれが正解だと思うのか,を自分にロジカルに説明できる状態」のことかなあ,と最近思っています。いつまでも何となく選んでいては,伸ばしようがありませんからね。特に国語はこれが大事だと思いますよ。学校の先生にきいてみましょうね。
あと,この時期には日光浴しておいた方が,冬に風邪をひきにくくなると思います。1日2時間程度を最低2日かな。
○遅くとも高3の1学期終わりまでには,入試の基礎レベルはマスターしておきたい。特に英語と数学は立ち上げるのに時間が半年はかかると思って,この2教科だけは先にスタートすること。具体的には数学なら,入試基礎レベルの核教材をここまでに仕上げる。そして,夏休みの頭から,入試標準レベル問題集の1回目にかかる。これが最低限ぐらいかもしれません。
○志望校の過去問(赤本)は4月に一度,1年分を解いて触れておく。いずれは直近5年分を5回繰り返す,が標準。
だいたい思いつくのはこんなところです。あくまでも参考意見です。
ではまた次回。
Nasuno Kumao