第14条 数学の勉強の中心は,例題の解法を理解暗記すること

 この内容は,既に応急処置編の「現役生の勉強法(1)」で触れましたが,改めてここで強調しておきます。
 このブログでは,教科書の例題,応用例題,そして傍用問題集(4STEPとかサクシードとか)の例題をまとめて「例題3種」と呼んでいます。要は,定期テストの出題範囲が発表されるまでの間に,その範囲の「例題3種」の解法を理解暗記してしまうことです。これが「知識の核」になります。
 実際に入試問題を解いていると,解法が頭に浮かぶわけですが,だいたいは応用例題か,傍用問題集の例題の解法を思いついていることが多いですね。手元の教科書の凡例を見ると,「例題」は,学習した内容を利用して解く重要かつ代表的な問題,と位置づけているようです。 正直なところ,私自身は,高校生の時は例題にそこまでの重要性を感じていませんでしたので,その反省もこめて,「例題3種は大事だよ」と伝えることにしています。
 そういうことで,数学の勉強とは,まず「例題を理解暗記」することが大事,と再度強調しておきたいと思います。そして例題3種の問題文を見た瞬間に解法が頭に浮かび,手が勝手に動くぐらいまで繰り返し練習しましょう。そうすれば,何をやれば良いのか,が自分で分かってくると思いますよ。多忙な部活をやっている生徒の皆さんにもオススメです。

 第15条への宿題です。数学のテストでは同じ問題は出ないのに,何のために問題を解くのか。数分考えてみて下さい。

 ではまた次回。

Nasuno Kumao

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